2018年3月30日金曜日

レンギョウ

以前ユキヤナギの記事で「下には白のユキヤナギ、上にはピンクのソメイヨシノが美しい」とご紹介しましたが、この時期「下には黄色のレンギョウ」がきれいに咲いているのもよく見かけます。単に「レンギョウ」と呼ばれる種 は花弁の先が丸いので、これは正確には「シナレンギョウ」であると思われます。
 
(写真は清教学園で3月26日に撮影)
レンギョウは雄蕊(雄しべ)と雌蕊(雌しべ)の長さが異なり、自家受粉を避けています。このように雄蕊と雌蕊の長さが異なることを「異型花柱性」と言い、「異型花柱性」には雄蕊が高くて雌蕊が低い「短花柱花」とその逆の「長花柱花」の二つの型の花があります。
 
「シナレンギョウは「長花柱花」のものが多い」と図鑑に書いてあり、実際に観察してみると、すべての花で「長花柱花」が見られました。挿し木で増やされるので、たまたまシナレンギョウでは「長花柱花」の株ばかりが増やされてしまったのかも知れませんね。また時間があれば「短花柱花」があるのか探してみたいですね!


            (写真は清教学園で3月26日に撮影)

昨年度の「レンギョウ」の記事はこちら↓
http://seikyorikabu.blogspot.jp/2017/07/blog-post_31.html

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